2012年11月26日月曜日

アメリカのスマホは黒ばかり?

まずはこの写真を見てほしい。



これは Best Buy という、日本で言う家電量販店の最大手が作っている携帯電話のカタログの中の一覧表である。2、3の例外を除き端から端まで、ほぼすべての電話会社について、携帯電話/スマホの色は真っ黒たまに白、である。

我が家に送られてきた AT&T の広告紙でも、こんな感じでほぼ真っ黒である。



Best Buy の実店舗の携帯売り場に行くと、やはり色は黒一色で、一見ほとんどモデル間の見分けがつかない。黒でない、という印象があるのは、最近だと HTC One X (白のイメージ)、Samsung Galaxy シリーズ (グレーのイメージ、なせだろう?)くらいで、後は黒しか目立たない。あの iPhone でさえ、黒と白しか無い。

一方、日本のスマホはカラフルだ。例えばどこものページを見ても、黒一色ということはあり得ない(http://www.nttdocomo.co.jp/product/2012_fall_feature/index.html)。

この違いはどこから来るのだろう?

一説によると、アメリカでは圧倒的に黒が売れるということがマーケティング調査ではっきりしておりで、製造台数が少なければ色を分散させるより無難な黒にしておくのが吉、という。

その結果がページ最初にあげた一覧のような状況を作ってしまっているとしたらあまりにもつまらない、と個人的には思う。

周りが黒ばかりだから、逆にここでその他のカラーを展示すれば個性が際立つと思うんだけど...でもそれが必ずしもよい方向に働くとも限らないか。


アメリカ人でも同じことを考えている人はいるようで、こんなブログ記事を見つけた。
http://www.phonedog.com/2012/04/20/htc-talks-strategy-behind-smartphone-colors-why-carriers-won-t-offer-some-shades/

本文よりもコメントが面白くて、みんな結構勝手なことを言っている。もっとカラーバリエーションを増やせ!という意見もあるが、カラーは安っぽく見えるからいやだ、とこだわる人もいる。競合の電話会社のロゴのカラーを使わせたくないからだ、という意見もあるがこれはさすがに無理筋だ。

面白いのは黒以外だと画面に集中できないという意見。これは一瞬ありかなと思ったが、以前カラーモデルを使った経験からすると画面に表示されている内容によって印象が良くなったり悪くなったりするので一概には言えない。ただし現在ほとんどの機種が黒ベースならコンテンツもそれを前提に作られているだろうから、やはり黒がベストということになって、ロックインされてしまうかも。

私の周りには黒はいやだという人や赤青等のカラーが欲しいという人がかなりいるのだが、マジョリティではないのかなぁ。

個人的には上品な青かグレーが欲しい。 あと夜中に蛍光で置き場がわかること!







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