2012年12月2日日曜日
今更固定電話は必要なのか? その2
「今更固定電話は必要なのか?」で「家族の代表電話として、そして緊急時のインフラとして」必要であるという結論に達してからまだ1ヶ月も立たぬうちに、その思念を揺るがす記事を紹介された。
「AT&Tのネットワーク近代化計画Velocityの意味(1) 」から始まる3回シリーズで、執筆はここベイエリア在住のITジャーナリストの小池良次さん。小池さんには JTPA でアメリカの通信業界各社のクラウド戦略についての公演を聞かせていただいたことがある。通信会社にとってのクラウドコンピューティング+SNSの位置づけと戦略的価値をとても丁寧に解説していただき、貴重な時間を過ごさせていただいた。
この連載記事では AT&T が固定電話の導線を全国規模で固定ブロードバンド(FTTH)かLTEに置き換えるという計画、およびその Verizonとケーブルプロバイダー各社との比較を解説されている。
その中で最も気になる点は、やはり「アナログ電話サービスの終了」だ。「アナログ電話は、日本でも米国でもデジタル交換機の寿命が2015年から2020年前後に終わる。新しいデジタル交換機は製造されていないので、アナログ電話サービスは終了しなければならない。」ということらしい。それまでに、アナログ回線の端末は破棄してブロードバンド対応のモデムや端末、もしくは無線に切り替えなる必要があるということだ。
そうか、いくら自分としては停電対策用に旧式の電話を保持したいと思っても最長で2020年までしか動かないのか」と考えると、ここら辺で回線の乗り換えを考えても良いかな、という気になってきた。
記事の中で紹介されていた「LTEを使ったアナログ電話代替サービス」は非常に魅力的だ。「AT&T社の携帯契約を持っていれば、A&T Wireless Home Phoneは月額9.99ドルの追加費用で利用できる。」現在我が家のAT&T固定回線は国際電話のプランが入ってはいるものの毎月50ドル以上チャージされているので、番号が同一で支払いが5分の1になれば非常に助かる。
また接続の安定性を重視するなら Verizon のサービスを使った方が良さそうだ。屋根にアンテナをたてるらしい。それでなくても Verizon の LTE は我が家で Wifiルーターを試験的に使ってみた時に各部屋での安定性を実証済みなので信頼できる。
こちらにするべきなのか。
ともあれ、そろそろアナログ固定電話もお払い箱かなあ(ちょうどいいタイミングでワイヤレス親子電話機の調子も悪くなってきたし)、と考え直している最中だ。
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