2012年10月26日金曜日

iPhone 5 は普通のスマホになってしまったのか?ーその1

iPhone 5 は普通のスマホになってしまったのか?(1)


思い起こせば iPhone 5 発表の翌日に予約を入れ、9月24日に無事受け取ることができた。電源ボタンがうまく押せないという初期トラブルがあったものの、数日後には Apple Store で交換をしてもらい、仕事以外の個人用の電話として使い始めた。

1週間ほど使っているうちに、何となく違和感を感じ始めた。すべては予想した通りに動作しており、マップの不具合も自分が使う範囲ではそう不満も無く、この違和感はどこから来るのだろうと不思議だった。それから数日考えた後、見つけた答えは

「使っていて感動しなくなったから」

だった。


「え、たかがスマホでしょ?何で感動するの」という声が聞こえてきそうだ。しかし私は iPhone 3G と iPhone 4 に感動していたのだ。
それまでのフィーチャーフォン(日本でいうガラケー)やウインドウズフォンとは異なり、最高のユーザーエクスペリエンスを提供するために考え抜かれた画面サイズ、アイコン配置、ホームボタン等、使い込むほどに「本当に良く考えられている」と感服し、「ここで校反応してほしい時に思った通りに反応してくれる」と歓喜し、そのような”いわゆる”最先端デバイスを自分が使えることに感謝した。それらを「感動」と言わずに何と表現すればよいのか。

私は自分のミスで iPhone 4 を紛失してしまい、それはついに見つからなかった。それから今回 iPhone 5 を購入するまでは iPhone ではなく Android ベースのスマホを仕事用だけでなく個人用としても使用してきた。Android ベースのスマホを開発している仕事上、自分の中では iPhone は暗黙のうちに追いつき追い越す目標として君臨していたのだった。
それだけに、iPhone 5 に関しては自分で意識はせずとも相当な期待をしていたはずだ。

iPhone 5 を使っても感動しなくなったということは、つまり iPhone が普通のスマホになってしまったということだろう。自分としてもそれに気づいたことが驚きだった。
これは、単に自分が iPhone のユーザーエクスペリエンスに慣れてしまったからなのだろうか。それとも iPhone 自体がすでに普通のスマホとして広く使われている、ということなのだろうか。


まわりの人たちの反応

私のまわりにも iPhone 5 を購入した人はおり、その人たちの反応を探ってみることにした。

初めの一人、仮に A さんとしよう。彼にとっては初めての iPhone で、購入前の意気込みは凄いものだった。残念ながら彼の自宅のWifiルーターとの相性が悪かったらしく、iPhone を繋ぐと他の機器の接続が解除されてしまう状態になってしまったらしい。
個体差かもしれないので交換してもらうか、AirMac Express を購入して専用のルーターにする等の提案をしてみたのだが、結局1週間程度で手放してしまった。
A さん曰く、使ってみて楽しかったけれどそこまでして持っておく必要も無いだろうと思った、とのこと。

二人目の B さん。彼は自他ともに認める Apple ファンで、iPhone も代々使用してきている。ユーザーエクスペリエンスやコンテンツ、プログラミングにも造詣が深い。その彼曰く「なんか、夢中になれないんだよな、以前と比べて」と話しかけてきたのでびっくりした。それでも日常的に使用しているわけだけれども。

この二人はたまたまネガティブな印象を持つ人達だったという事なのだろうか。

その他、購入がまだの人に iPhone 5 を見せても、「ふむふむ、やっぱり実物を見るとちょっと縦方向に長くなったね」等えらく冷静なコメントが返ってくることが多い。
iPhone 4 の時のように「ををーっこれね!」という興奮した反応は非常に少ない。
やはり、すでに iPhone が普及しきってしまって新鮮味がなくなったから、なのだろうか?

そのような事を考えていると、ここでとある女性が衝撃的な発言を!

続きます...



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